1Dayインプラント「All-on-4治療とは」
その日のうちに噛める・その日に食事ができる
当院では、綿密な治療計画のもと、日帰りインプラント治療を行う事も可能です。わずか1日で仮歯が入り、もしくは入れ歯の方は不快な入れ歯から開放され、同日の夕食から食事が可能なため、特に遠方からの患者さまには、大変喜ばれています。
単冠欠損の方(1本もしくは数本歯の無い方)からまったく歯の無い方(総入れ歯の方)まで、日帰りでのインプラント治療をご希望の方は一度ご相談ください。
日帰りインプラントの流れ
1.ご来院
本日の体調も良好です。
今日の治療計画を確認します。
2.お口の清掃
歯科衛生士によって手術前にしっかり口腔内を清掃します。
3.インプラント手術
麻酔をしっかりしてオペに入ります。1~2時間ほどです。
4.咬合採得
オペが終了し、咬み合わせの調整をします。
5.休憩・技工操作
技工士さんの作業の間、雑誌や映画などご休憩。
6.試適
きちんと噛めるかどうか、仮セットして診査します。
7.休憩・技工操作
再度、ご休憩。技工士によるさらに綿密な調整をつづけます。
8.仮歯
当日装着される仮歯です。最終的な歯が入るまでの歯です。
9.仮歯装着
1時間ほどで仮歯がセットされ、お口元が若返りました。
10.ご帰宅・夕食
お疲れ様でした。その日の夕食から可能となります。
即時インプラントとは
即日(即時)インプラントは即時荷重法とも言われ、インプラント埋入のその日から白い仮歯の装着までを行えるため、施術を行った日から仮歯が機能し、普段どおりの食事をすることが可能となりました。
従来のインプラント治療法ではインプラント埋入手術を行った後、3~6ヶ月の治療期間に骨とインプラント体が結合するまで待またければなりませんでした。しかしここ数年、出来るだけ早く患者様が快適噛めるような新しい手術方法として開発され、臨床データも増え、エビデンス(学術的・科学的根拠)に基づいた治療方法となっております。
この即日インプラント法は手術後、わずかな時間で仮歯が入り、その日のうちに食事が出来るというのが一番のメリットです。
(近年のインプラントを埋め入れたその日に被せ物まで装着する「即時負荷」の概念からくる治療法がオールオンフォーです)
All-On-4(オールオンフォーによる無歯顎即日治療)
この即日インプラントの部類に含まれるのが、All-On-4(オールオンフォー)という治療方法です。 「総入れ歯の方・多くの歯を失くした方」のための治療方法で、4本のインプラントをバランスよく埋入し、それを土台にして人工歯がしっかり固定装着されます。
総入れ歯と違って外れる心配もなく、天然の歯と変わらない見た目や噛み心地を取り戻すことができます。また仮歯の後、最終的にはセラミック製のキレイな人工歯を制作いたしますので、審美的にもキレイなお口元になります。
All-On-4(オールオンフォー)の特徴
- インプラントを埋め込む手術をした後、その日のうちに歯が入ります。
- その日のうちに食事が出来ます。
- 手術時間が軽減されます。
- 多くのインプラントを必要としないため、外科的侵襲が軽減されます。
- 骨量が少ない・足りないといった方でも骨造成治療を行わずにすむ場合があります(傾斜埋入インプラント)。
- 多くのインプラントを必要としないため、金銭的負担を抑えられます。
All-On-4(オールオンフォー)の費用
インプラント埋入手術:150万(税別)
上部補綴物:150万~260万(税別)
All-On-4(オールオンフォー)のデメリット、副作用
- 適応しない方もいらっしゃいます。
- 本数が増えたり、骨移植が必要な場合がございます。
- その日に仮歯が入れられない場合があります。
豆知識・なぜその日のうちに噛めるの?
即日インプラントは…
「インプラントの埋入時に初期固定が得られるため、その日のうちに噛める」
… ということです。
言い方を変えれば、即日インプラントでもっとも必要な条件は何かと言えば
「埋入時に“良好な初期固定”を得られること」にあります。
オールオン4は診査診断時に骨質のよいところを選んで埋入します。
さらに当院で扱っているノーベルバイオケア社のインプラント体は、長年の臨床データに基づいた開発から「初期固定が得られやすい」という特長(表面・形状の加工に特長)を持っています。ある程度、骨質のよくない場合でも初期固定が得られる場合があります。またこの初期固定が、埋入後のインプラント(チタン)と骨がくっつく(オッセオインテグレーション)作用にとても重要な役割をはたします。
また、多くの歯が無いかた、総入れ歯のかたでも、患者さまのお口の状態(骨質・骨量・上顎洞などの状態)やご希望ににより、複数のインプラントを埋入するのか、オールオンフォーにするのかを選択しています。その患者さまにあった治療を選択することが大切だと考えています。